こんにちは。かえるです。
結婚式では新郎新婦だけでなく両親も様々な場面ですることがあります。
新郎の両親、新婦の両親で行う内容も違います。
今回は結婚式当日に新郎新婦両親が行うこととマナーについてお話します。
◆目次
挙式関係で行うこと
まずは挙式前後に行うことです。
どのような種類の式を行うかによって誰が何をするのか代わってきます。
挙式前に行うこと
【両家両親共通】
・相手方両親への挨拶
・受付係への挨拶
・親族への挨拶
・担当スタッフへの挨拶
・お車代を受付係に渡しておく
・親族紹介で親族を代表しての紹介
・挙式リハーサルへの参加(必要な場合のみ)
まずは挨拶周りの役目があります。
相手方両親への挨拶、受付係への挨拶、親族への挨拶、担当スタッフ(時間に余裕があれば)への挨拶と回っていきます。
お車代を預かっている場合は受付係から渡してもらうのが一般的となっています。
親族紹介は基本的には両家のお父様より紹介形式で行いますが、お父様が不在の際はお母様から行うこともあります。
また親族紹介は自己紹介形式の場合もあります。
挙式リハーサルに関しては式の種類によって、誰が何をするのか変わってきます。
式の種類別に一つずつ説明していきます。
チャペル式の場合
【新郎父親】
・結婚証明書へのサイン
【新郎母親】
・ユニティキャンドルへの点火
【新婦父親】
・新婦と共にバージンロードを歩く
・結婚証明書へのサイン
【新婦母親】
・ベールダウンのセレモニー
・ユニティキャンドルへの点火
チャペル式では特に新婦側の両親への役割が多いです。
バージンロードを新婦のお父様と歩き、扉近くで新婦お母さまにベールダウンをしてもらうのが通常の流れとなっています。
ユニティキャンドルとは新郎新婦のお母様2人に点火してもらうキャンドルのことです。
両家の炎が1つとなることを表しています。
※行わない会場もあります。
結婚証明書のサインは必ずお父様にやってもらうものでもありません。
チャペル式でのリハーサルは新婦側の両親だけが参加することになります。
人前式の場合
【新郎両親】
・結婚証明書へのサイン
・両家水合わせの儀
【新婦父親】
・新婦と共にバージンロードを歩く
・結婚証明書へのサイン
・水合わせの儀
【新婦母親】
・ベールダウンセレモニー
・水合わせの儀
人前式は自分たちでイベントを考えて行う為に、様々なセレモニーが行われます。
ここでは特に見かけるイベントのみを記入しました。
基本的にはチャペル式で行うことと同じである場合が多いです。
1つだけ足された「水合わせの儀」ですが、こちらは両家両親でお水を1つの盃に入れる日本古来の儀式となっています。
水合わせの儀も行わない場合も多いです。
神前式の場合
【両家父親】
・玉串拝礼
神前式の場合は両家のお父様に役割があります。
玉串拝礼です。玉串とは榊の枝に紙垂をつけた神様への捧げものです。
新郎新婦が玉串を捧げた後に、両家のお父様が玉串を捧げ、拝礼します。
挙式後に行うこと
【両家両親共通】
・全員集合写真では新郎新婦隣で撮影する
・菓子まきがある場合は参加することもある
・披露宴会場でのゲストへの迎賓
挙式後は全員集合写真やガーデンセレモニーを行うのが一般的です。
全員集合写真では基本的には新郎新婦の隣で撮影します。その際は新郎側には新郎両親、新婦側には新婦両親の配置になるように移動します。また、新郎新婦のすぐ隣に立つのはお父様となっています。
菓子まきを新郎新婦と共に両家両親が投げることもあります。
現在はだいぶ減りましたが、ホテルウェディングなどでは披露宴会場前でゲストへの迎賓を行うことがあります。
こちらも新郎新婦、両家両親で行うこととなります。
披露宴で行うこと
決まった形がある挙式と違い、披露宴は多種多様なものとなっています。
また、両親へのサプライズを行う新郎新婦も多いので、当日になってみないとどんな出番があるか分かりません。
ここではよく見かけるものを紹介していきます。
披露宴中に行うこと
【両家両親共通】
・主賓挨拶の際に新郎新婦と共に起立して挨拶を聞く
・スピーチや余興はしっかりと相手の方を見て聞く
・歓談中のゲストへの挨拶回り
・新郎新婦からの手紙の際に向かいに立つ
・新郎新婦からの花束や記念品を受け取る
・門出の際に新郎新婦と共にゲストに向けて礼をする
【新郎父親】
・両親への花束(記念品)贈呈の後に両家代表謝辞を行う
披露宴の間はゲストに対しての挨拶回りで忙しくなるお父様お母様が多いです。
挨拶回りの際は、アルコールが飲めない方用に、ウーロン茶を一緒に持って回ります。
主賓挨拶では起立をして挨拶を聞くのがマナーとなっています。途中で主賓の方が「どうぞおかけ下さい」とお声をかけるか挨拶が結びとなるまでは着席することはできません(体調が理由で起立が無理な場合は着席のままでOK)
その後のスピーチや余興の際も相手の方を見てしっかりと聞くのがマナーです。
披露宴後半では新郎新婦からの両親への手紙があります。
そこから門出まではスタッフが指示する指定の位置にいることとなります。
手紙の後に新郎新婦から花束や記念品を受け取ります。
新郎のお父様は両家代表謝辞があります。
メモ書きを無くしてしまわないように注意しましょう。
新郎お父様が不在の場合は、新郎・新婦お父様・新郎お母様のうち誰かが行うこととなります。
披露宴後に行うこと
【両家両親共通】
・ゲストへの送賓を行う
・新郎新婦と共に立礼の写真を撮る
披露宴がお開きとなったら、ゲストを送り出す送賓を行います。
基本的には、新郎新婦と両家両親の6人で行いますが、最近では新郎新婦だけが行う場合もあります。
送賓の前後に新郎新婦とお父様お母様との写真撮影があります。
この場合も新郎側には新郎両親、新婦側には新婦両親が立ち、それぞれの隣にはお父様が立ちます。
披露宴でのサプライズについて
披露宴では両親へのサプライズがよく行われます。
サプライズは様々なものがあります。
どのような種類があるかは、是非こちらの記事を参考にして下さい。
※サプライズですので変に勘ぐってしまうと当日の感動が薄れるので要注意です。
その他
他に大切なことの1つにお金の管理があります。
ご祝儀を新郎新婦から一旦預かる場合はどのような手順となっているか事前に確認しておくと良いでしょう。
また、お車代などのお礼を両親に頼む新郎新婦もいます。
こちらも誰にどのタイミングで渡すのかしっかりと把握しておきましょう。
まとめ
今回は結婚式当日に新郎新婦両親が行うこととマナーについてお話しました。
・挙式は式の種類によって行うことが違うので注意
・全員集合写真は新郎新婦の隣で撮影する
・披露宴ではゲストへの挨拶回りをしてスピーチや余興もしっかりと見て聞く
・新郎新婦の両親への手紙から門出までは指定の位置に立つ
・基本的にはゲストの送賓までが結婚式当日に行うこと
・新郎新婦からお金の管理を頼まれた場合は事前にしっかりと把握しておくこと
結婚式当日は新郎新婦両親も行うことが多いので大変です。
その分少しでもこちらの記事を参考にしていただいて、余裕をもって1日を楽しんでもらえたら嬉しいです。
かえる